年金■ideco⑤つみたてNISAと比較する どちらも始める前に知っておくべき一番重要な「出口戦略」とは

老後資金は年金だけではなく、「idecoイデコ」 そして「つみたてNISA」も避けては通れません。

つみたてNISA
2018年から開始された「つみたてNISA」

新聞記事、雑誌やWEBとあちらこちらで始めましょう!とアピールしている「つみたてNISA」

それぞれ理解するのも一苦労。さらに比較して考えるのは大変、一体どうやって選ぼうかと

■「つみたてNISA」について一番重要なこと
証券会社などの案内・特集ページを調べていくとメリット、デメリットは分かってきたし、どうやって始めるかは順序よく記載してあるが一番重要なことがほぼ書いてない。

売却・運用益については20年間非課税期間がある長期投資向け

年間40万円が上限金額(月額約33,000円)
20年間だと最大800万円

毎年40万円の場合最初の年の40万円は20年後→移管となる。

運用益が非課税のため複利のメリット高く長期投資向けとあるが、

一番重要なところつまり最後はどうやったらいいか?「出口戦略」

idecoは60歳までが積立となり、それまでは引き出せず受取が60歳から。
つみたてNISAは最大20年間の非課税期間となっているが、引き出しは自由。

毎年非課税枠40万円で積立でき、2018年から始めた人は2037年に最後の積立分がさらに20年の2057年までとなるので出口を理解していないと十分に活用できません。
仮に数年間保有したところ現在は含み益だけどあとの期間そのまま推移するのか?

残り10年、5年となったときに含み損になってしまう可能性もあります。そして含み損増加が止まらないときはいつ売るべき、保有したままだとどうなるのか?

■先に結果を「つみたてNISA」運用で利益がでた場合は非課税のため有利だが、損失が出た場合は逆に不利になる。

つみたてNISAについて、売ることは考えなくてよいし20年後、課税口座に移管するから気にすることないと書いてる記事もあった。そう、その投資商品がずっと値上がりして含み益が増え続けている場合はそれでいいが、そうでない場合も当然あることを見逃している。

株式は 確定申告をすることで 損が出ても3年間の繰越ができる。損失を繰越して利益が出た年の分を相殺できる。

■最大20年間、非課税期間の取扱に注意
非課税と複利の相乗効果で長期運用して資産を増やすのだから、その期間は最大に活用したいところだが、その20年間使い切ったほうがいいかは別問題です。
仮に20年間 元本500万円が時価600万円になっている場合(運用益は100万円)
 売却しない場合は課税口座に移されます。
 その場合、時価600万円が新たな取得価額になります。
 運用益100万円に税金はかからず手にすることが出来ます。
 その後の運用益には20.315%課税されます。

 idecoは一時金受取りを60歳から最大延長10年で70歳受取りまでずらせるので、暴落した場合はそのまま保有がいい。できれば積立後半戦に低リスク資産にスイッチングして暴落対策はしておきたい。

つみたてNISAで20年後 移管時に時価(新たな取得価格)が購入取得額より減少している場合(20年積み立てて減っているのは切ないが起こりうること)
そのまま相場が上昇するまで待って売却した場合
購入額より低いが、移管時価よりも高い場合でも売却益には課税されます
購入額よりも高くなってから売却した場合、通常よりもより多く課税されているので「つみたてNISA」で必ず得をするわけではありません。

20年後の非課税期間が終了するときに時価が値上がりしていればいいですが、暴落がいつ来るかは予測できません。20年が終了する前に売却していける出口戦略が必要です。
逆に考えると2035年あたりは「つみたてNISA」の終盤戦になり市場から資金が流出するほうが多いなら相場の下押し要因になるということ。
■「つみたてNISA」 メリット 自由に売却できる(非課税枠は消費)

idecoは60歳まで出金できませんが、つみたてNISAはいつでも必要なときに売却できます。全部でなく一部売却も可能なので住宅購入の頭金に使いたいなどにも対応ができ便利な使い方ができる。
住宅ローンの頭金にしたいとき「つみたてNISA」は期間内も売却できるのが長所
 じゃあ必要になったときに売却かというと、そのときに相場が上昇していると限らないので数年間の余裕をみて上昇しているときに売却を進めたい。時期を分けて売却していけば相場で大きく取り逃すこともないでしょう。

理想は18年~20年目で相場が高騰しての売却ができればいいが暴落が来たら目もあてれない。

■「つみたてNISA」 損はしない出口戦略
 15年程運用での売却シュミレーションをしておく。
暴落が来ても数年で回復できるように15年程度の運用で想定しておく。 20年運用で好調相場より利益は下がるけれど、暴落というリスクはできるだけ避けたい。
仮に世界恐慌並の大暴落が起こるとほぼ元本割れとなるが、20年かけての積立なのだから20年かけてゆっくり取り崩せるようにしよう。大暴落時に積み立てた投資信託は稼ぐ力が強いので保持したい。

■idecoはスイッチングできるが、つみたてNISAにスイッチングはない。

日本株式型投信が下降傾向で損失が出てるから、上昇傾向にある先進国株式型へidecoはスイッチングできるが、つみたてNISAは非課税枠を消費するので利益面からは変更は現実的でない。

つみたてNISAは元本確保型がない。iDeCoとは異なり元本確保型商品(預金・保険など)は取り扱っていない。比較的リスクが少ない運用商品もあるが、元本割れの恐れのない運用商品はない。

投資信託での長期投資のメリットを加速させる「つみたてNISA」

そのメリットだけでなくリスクを理解しての活用が大事ですね。

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